過去ログ - 真「時をかけるボクら」
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85:>>83ありがとう。今回で一気に終わらせるつもりです[saga]
2012/07/20(金) 05:33:55.26 ID:4qmmSL/DO
雪歩が生まれる10年前。
科学者である雪歩のお父さんは、ある発見をした。
特定の品種のコスモスから抽出される液体に特殊な溶液を混ぜ合わせると、時間を飛び越えることができる、って。

その頃の地上はまだそれほど汚染されていなくて、コスモスも簡単に手に入れることができた。
以下略



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 05:43:06.42 ID:4qmmSL/DO
「最初はお父さんが時間を遡ってたんだけどね。いまは私のお仕事」

「どうして雪歩が?」

「お父さんには研究に集中して貰いたいから。それに……」
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 05:54:40.46 ID:4qmmSL/DO
再び真顔に戻った雪歩が話を続ける。
あるとき、雪歩のお父さんはこう考えた。

「時間を越えることが出来るのなら、空間も越えることも出来るのではないか」

以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 06:09:36.28 ID:4qmmSL/DO
「ねぇ真ちゃん?コスモスの語源、知ってる?」

「…何語?」

「ギリシャ語だよ」
以下略



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 06:27:09.52 ID:4qmmSL/DO
「そして整然と花びらが並んだ可愛らしいお花にも、同じ名前を付けたんだよ」

「それがコスモス?」

「うん。人間って凄いよね。何千年も前に、宇宙とお花を結び付けたんだから」
以下略



90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 06:42:12.89 ID:4qmmSL/DO
「……もう一つ、お話ししておかなくちゃいけないことがあるの」

さっきまでの表情とはうって変わって、悲しげな顔をした雪歩。

「……なに?」
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 06:50:52.34 ID:4qmmSL/DO
「……また、帰ってくるんだよね?」

ボクと眼を合わせようとしない雪歩に、返答を促す。
だけど返ってきたのは、期待しているものとは大きく異なる答えだった。

以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 07:03:56.63 ID:4qmmSL/DO
「真ちゃんが初めて私を見たのはいつ?」

雪歩を初めて見た日……?
うん、よく覚えてるよ。
あれは今年の1月。美希と2人で受けたオーディションの会場に、怯えたように立ち竦んでいる女の子がいた。
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 07:15:30.78 ID:4qmmSL/DO
2人の間に流れる、重い沈黙。
ボクは拳を握りしめ、なんとか声を絞り出した。

「……どこまでが偽物の記憶なの?」

以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/20(金) 07:26:05.93 ID:4qmmSL/DO
「……雪歩のこと、誰にも喋らないから」

嗚咽混じりの声で、途切れ途切れの声を投げかけるボク。

「雪歩は親友だから…忘れたくないから…だから……」
以下略



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