過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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924: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2013/11/10(日) 10:57:51.34 ID:EU8agOnV0
「おっ、おおおぉおおおぉおおお!!!!」

”轟!!” ”ぎぃいんっ!!”

ステイルと名乗る魔術師、インデックスとの旧知の中であったようで、かつて手助けしてくれた彼ではあったが、今は敵。
ランサーのマスターと解ってしまえば、片付けるしかないだろう。
インデックスが躊躇わない以上、剣である私もそれに従うほかない、そう思い再び戦場の気を満たそうとしたときにそれは現れた。
そう、炎の巨人。
火を纏った人ではない、炎そのものが固まって出来上がった巨人だ。
それが突如現れ、周囲の空気を焦がしながら私に襲い掛かった。
その行動に面食らってしまい半歩下がったところに深手を負わせたはずのランサーの槍が迫る――――――が。

「それがどうした?」

迫りくる炎の巨人。
触れたものを骨まで灰にする火の魔術。
そのレベルは確かに高い。
攻撃性、持続性、範囲。
どれをとっても現代の魔術師ではかなりの高位、Aランクに属するのは間違いない、しかし―――。

”だっ!”

「突撃かい? イノケンティウスの身体をただの火の塊と思わない方が良いよ」

―――そんなことお構いなしに剣を構えて加速した私を彼はあざ笑う。
無知を嘲り、蛮勇を滑稽だと評するように。
だが、それも直ぐに凍りつく。

”ぼぅっ!”
      ”きっぃいいんっ!!”

「なっ!? あ、な!?」

炎の巨人に体当たりするようにぶつかり、そのまま朱色の槍を剣でいなし槍兵の体勢を崩させる。
触れたものを全て灰に還す様な火でも、私の対魔力のスキルの前では意味を為さない!


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