過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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926: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2013/11/10(日) 10:58:56.31 ID:EU8agOnV0
その滑稽極まりない、アイルランドの光の神子とまで呼ばれた彼の槍使いをあざ笑う様に剣を振るう。
一撃ごとに彼の顔色は悪くなっていき、反応もどんどん遅れている。
下段から切り上げれば―――。

”ぎりぃいん!!”

「おおっご!!!」

―――両手で鉄棒を掴む様に構えた槍をかち上げられ、背中から鮮血を滴らせ苦悶の表情を浮かべる。
そして半歩退き、また槍を構えようとする姿勢は立派ではあるものの、その動きはやはり防御だ。

”ひゅっ!”

「っ!」

深く踏込み、わざと動作を見せつけながら剣を振るう。
横なぎに、さっきまでより遅めに振るうが、それでもランサーの動きは防御だ。

”がぃいんっ!”

「がっぁああああ!!!」

不意打ちでつけた傷で上手く立ち回れない相手を責めることに私は何の感慨も抱かなくなっていた。
日々掲げた騎士道であったとしても、それはあくまで勝利を前提にした言葉。
勝つためには何でもしよう、それが道から逸れようとも!

「くっ! い、イノケンティウス!!!」

防戦一方のサーヴァントを目の当たりにしてか、ステイルは効果がないと知りながら炎の巨人を差し向けてきた。


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