過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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◆ecH57LqR9PZC
[saga]
2013/12/11(水) 08:03:51.01 ID:oXPXNaua0
拳を握り、構え、踏み込むと同時に体重を移動させ―――振るう!
”ひゅっ!”
「おっと! …………君は体術なんか覚える必要なんかなかったのに」
突きだした拳は躱され、微かに彼のローブに触れるだけ。
それと同時に悲しそうな、どこか独りよがりな声が響く。
”びぎぃぃ!!”
「お……………………」
拳を突きだしただけで激痛が全身を襲う。
繰り返してきた強化の代償であり、何より先ほどの垣根帝督との戦いでのダメージだ。
呼吸一つで目の前がチカチカするような痛みに一瞬動きは止まってしまう。
その一瞬を埋めるように、がむしゃらに身体を動かすしかない。
「がっぁああああああ!!!」
踏込、回転、そして打突。
”しゅっ!”
風斬る拳はステイルの身体に届かない。
だけどそれで良い、必死さを見せることが重要な一つだから。
彼はかおり同様、私を大切に考えてくれている。
ならばそれを利用しよう、徹底的に利用しよう、骨の髄まで利用してしゃぶりつくして、そして私の願いの糧にしよう。
私が好きなら大切なら、私の為に養分になって、ね。
黒い何かが私の中で相変わらず蠢く。
出口を求めて、とうまを求めて欲望が―――走る。
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