過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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993: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2014/04/13(日) 20:39:06.21 ID:VK7Y5fJq0
許してはいけない。
そう思った、だから俺は槍を手にモトハルと名乗るいけ好かない小僧に迫った。
人の意志を思いを無視し、それを利用するだけ利用するような男を生かしておいてはいけない!
倫理観でも正義感でもない、ただ俺の生きてきた人生感そのものが行動になった。
マスターが死に、単独行動スキルの無い俺はそのまま消え失せる運命だろう。
だから、せめてその前に意見の合わないマスターではあったが、主君であった以上、敵くらいとってやる。
いや、取ってやるなんて恩着せがましい言葉じゃない、敵を取る、それだけだ。
その言葉のみを最後の血潮とし、槍を片手に消えそうな身体で奔る。
視界に掠った青い騎士の姿、そして脳に掠ったあの日戦った人間とは思えない小僧、決着つけられなかったのが心残りではあるが、勝ち逃げさせて貰うことにする。
動かない身体だが、一突き分くらいは動く!

「ああああああああああああああああああああ!!!!!」

渾身、過去現在未来、どれをとっても比類ない一突き―――。

「令呪を以て命ずる、ランサー、俺に従え」

「がっ!?」

―――は、ただの幻想と成り果てた。


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