過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
↓
1-
覧
板
20
443
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/05/11(土) 23:46:18.66 ID:sCyHjKCko
思わず怒鳴ってから、あたりを見回し、口をつぐむ律子。
幸い、彼女が電話をかけるために出てきた通路に、人影はなかった。
ここは、病院の中でも人の少ないエリアなのだ。
だからこそ、携帯電話の使用も認められている。
『ごめん』
素直に謝る声は、『サイネリア』ですらない。
彼女の同級生、鈴木彩音そのものだ。
そのことに妙に落ち着かない気分になりつつも、彩音の気遣いには感謝の念を覚える律子。
「ううん。こっちこそ……。心配してくれてるのはわかるんだけど、どうしても……」
『そうだよね……』
しばし、二人は沈黙を続けた。
相手がなにか言いたげにしているのはなんとなくわかっても、お互いに口を開けない。
そんな状況であった。
そして、彩音がようやくのように尋ねる。
『ちゃんとご飯食べてる?』
「あんたねえ、お母さんじゃないんだから」
あきれたように返しつつも、律子の声に勢いはない。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
503Res/439.58 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1340369876/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice