過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/07/01(日) 02:04:29.50 ID:PuuLvK0+o
第三話『READY!!』




「律子さん」
「はいっ」

 小鳥に呼ばれ、律子はぎくしゃくとした足取りで社長室へ向かう。今日はついにプロデュース担当が決まる日なのだ。

「し、失礼します」

 社長室では、高木社長とチーフプロデューサーが彼女を迎え入れる。
 明らかに緊張しすぎの律子の様子に、二人とも苦笑いの表情であった。

「律子君。そう緊張するものではないよ。我々は君を責めるために呼んだわけではないのだから」
「あ……はい」

 社長の温かな声に、がちがちの律子の体から、わずかに力が抜ける。彼女は示されるままに椅子に座り、二人の言葉を待った。

「じゃあ、律子の企画の概要を当人の口から説明してもらおうかな」
「はいっ!」

 チーフの言葉に勢い込んで立ち上がる律子。
 なにも立って話すことはないのだが、それを指摘すればさらに取り乱すことは必定で、チーフたちは目配せするだけでなにも口出ししなかった。
 一方、律子は書類をばさばさ言わせながら、早口で話し始める。


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