過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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475:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:00:37.75 ID:aPn1RJ8Io


 ただ、彼女は、涼の見舞いに来る時間を考えて、あまり事務所に長居をしていない。
 そのために、律子たちがしていることについて伝わっていなかった。

 あるいは、誰もが、美希も既に承知していると勘違いしていたのかもしれない。

 だが、いずれにしても、美希は、律子がなにをしているかまるで知らなかった。
 ましてや涼は彼女の行動など想像もしていなかった。

 だから、当の律子がつかつかと靴を鳴らしながら現れた時も、ただ驚くだけであった。

 涼の横で、なにかおかしなものを見たとでも言うように首を傾げる美希。

「律子姉ちゃん!」
「涼。調子はどう?」
「え、あ……うん。順調だよ。この調子なら、予選もなんとか……」

 そこで、律子はちょいちょいという風に指を動かして、人の少ない方へと二人を促す。
 周りに人影がなくなったところで、律子は口を開いた。

「そのことだけど」
「うん?」
「予選までに治そうなんて考えなくて良いわ」


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