過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:11:36.15 ID:aPn1RJ8Io


 そう、律子は、彼の力量に期待を寄せているからこそ、一度綺麗に終わらせたはずの自らのアイドル活動を再び始動させたのではないか。

 そんな風に論理を展開すればいいと、美希の思考のどこかは主張している。
 だが、彼女はそれを実行できない。

「また、律子姉ちゃんに認めてもらえない……」

 なぜなら、彼女はそのとき、ようやくのように悟っていたからだ。

 ああ、この人は……秋月涼は、秋月律子に恋い焦がれているのだと。

「結局、僕は律子姉ちゃんに迷惑ばかりかけて……。頼ってしまってるんですよね」
「そう……なのかな?」

 美希の腕を放し、ベッドの背もたれに体を預けながら、涼が苦笑しながら言うのに、彼女はあやふやに返す。

「すいません、変なこと言って」
「う、ううん」

 彼が寂しそうに笑うのに、そんな風にしか返せない美希であった。


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