過去ログ - 男「安価と運で冒険？」 -SS速報VIP

過去ログ - 男「安価と運で冒険？」

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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/23(土) 22:47:52.84 ID:82O1bRKDO
シオン「あ、そうだ。今更失礼ですが貴方の名前は？」

？？？「そうかそうかまだ名乗ってもいなかったか。俺の名前はドーガ。まあ、何かあったら頼ってくれ」バタン

シオン（なんだか脳筋っぽいが悪い人ではなさそうだな）

そんなことを考えるシオンだったが、次の瞬間体中に電撃を浴びたような感覚に陥り思わず帯剣していた
剣の柄を握り締める。

ジェガン「先生の教え子というのに随分と荒っぽいな。お前がシオンか？」

握り締めていた剣の柄をいつの間にか押さえ込んでいたのは白髪の老人。いや、老人というには
眼光はいまだ衰えを知らず、それだけならばいまだ盛者のそれであった。

シオン「…失礼しました」

気配を感じる事無く柄を押さえられていた事実に戦慄を覚えながらも一歩引くシオン。ここで
事を荒立てれば折角の仕官の話も不意になるだろうという判断である。

ジェガン「懸命だな。シオン。お前にはまずは騎士見習いとして剣と鎧を与える。今もっている装備は
今後身につけることを禁じる。よいな？」

シオン「はい」

これは予想通りの言葉であったため即座に答えるシオン。元々持ってきた剣もここまでの護身用であり
アリアハンまでついたら売り払ってしまう予定だったのだ。

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