過去ログ - けいサバ01 唯「サバゲー部?」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/23(土) 22:08:10.54 ID:A0Q248dQ0
ーで。

琴吹さんがさっき私に突きつけていた黒く、角ばった物体を私に差し出した。

紬「マガジンは入っていないとはいえセーフティ・・・・いえ、安全装置は外してあるから気をつけてね。」
唯「わかりました・・・・ごくり。」

持ってみるとその小柄な外見とは裏腹に、手にずしりと来た。 その重さが今手に持っているのは殺傷能力のある銃であると私に再認識させた。

唯「お・・・・重い・・・」
律「実銃よりは軽いと言え、結構来るでしょ? 構えてごらん?こんな風に。」

田井中さんがそういうと彼女は私に構えの見本を見せてくれた。優しく銃を両手で包み込んで、ガッチリホールドしている。
私も同じように構えてみた。

律「そうそうそんな感じ。それじゃあマガジンを入れてみようか。グリップに突っ込むだけでいいよ。」

私はテーブルに置かれていたマガジンを取った。ひんやりとした感触が心地良い。
そして私はそれを言われるがままにグリップ底面へとあて、ゆっくりとロードした。

律「次は装填だね。上のスライドを引いて・・・離して。そしたらあとは狙いを定めて撃つだけ。やってみて。」

私はスライドを引いてパッと手を離した。するとジャキッという音とともにスライドが戻った。
そして私は目の前に置かれている紙コップに狙いを定めてトリガーを引いた。


パンッ!


大きい音と共にスライドが激しく後退し、放たれた弾が紙コップを迷いもなく撃ちぬいた。
撃った私自身はというと、緊張していたせいか力が抜けてしまいすわりこんでしまった。
3人が私に近寄り声をかけてくる。

律「大丈夫!?平沢さん!?」
澪「大丈夫か!?」
紬「もしかして手を痛めちゃったかしら・・・?」

しかし私は3人には返事をせず、代わりに勢い良く立ち上がり無事を証明した。
そして爽快感とアドレナリンと共に、おもいっきりの笑顔を見せこう言った。

唯「銃って!凄く楽しいんですね!」

3人はポカーンとしている。

唯「思ってたよりずっとかっこよくて奥が深くて・・・・」

 「私!この部に入部します!」

見ると、田井中さんと秋山さんが互いの頬を抓り合っている。
そして、数秒が過ぎ、3人は目を光らせ笑顔を晒しうれしさを表現した。

律「ばんざーい!!!」

そして彼女は長椅子までかけていくと、カメラを持って戻ってきた。

律「じゃあ・・・サバゲ部活動開始記念に!」
澪「あ・・・私のカメラ・・・」
律「いっくよーん!!」


パシャ!


こうして、私のサバゲ部員としての3年間が始まった。


続く


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