過去ログ - 1000通目の悪夢
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60: ◆aSQx.z3IE/pB[sage saga]
2012/07/08(日) 22:45:30.33 ID:cHQr+dSP0

思考がまとまったのかポケットから五円玉を取り出した。

「こうなったら催眠術をつかいます」
「さいみ……何?」
「あなたは段々、私の事が好きになる……」

糸に五円玉をつるして揺らすという催眠術というオカルトな部類であるのにアナログな方法に思わず苦笑いする。
暫く五円玉を揺らしても効果が無いと判断したらしい彼女はポケットに五円玉を仕舞いつつ舌打ちを打つ。

「成功しませんか」

敬語だというのにどこか迫力の有る言い方で思わず俺は肩をすくめた。


「でもですね先輩、先輩に選択権は無いですよ。 とりあえず、私の実家までは連れて行かれてもらいますから」

キッ、と俺を睨んで彼女は言う。
効果が無いと解りそうなものだが俺に催眠術の効果が無かった事を不満に思ってるのかもしれない。




「……わかった、だからこのロープを解いてくれ。 ヘリコプターの中じゃ逃げられもしないだろ」


顎で窓の外を指してみるが彼女は俺を見たまま動かない。
そうして冷たい声で言い放つ。

「解きません。 念には念を入れます」




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