過去ログ - 恒一「対策とか言うけどさ、どうせ来年の7月にはみんな死ぬよね」
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20:以下、名無しに変わりましてGN雨傘がお送りいたします[sage]
2012/06/25(月) 17:46:08.96 ID:/czdE60q0
―翌日・第二図書室―

赤沢「…………ッ! 『いないもの』に変わる対策なんて、どうすればいいのよ!」

赤沢「『いないもの』対策以前の対策もどれもこれも意味がなかったか、効力がわからないものばかり……」

赤沢「せめてこの83年度に『現象』が止まった時の謎さえ解明できれば……っ!」

ガララ

恒一「おじゃまするよ」

赤沢「……何の用? また諦めろって言いにきたの?」

赤沢「言っておくけど、私は諦めないわ。もう誰も死人を出させはしないから……!」

恒一「そうじゃない。手伝いに来たんだ」ヒラヒラ

赤沢「……?」

恒一「桜木さんに頼まれてね」

恒一「彼女鋭すぎるよ。僕の本性が君と似てるってことを見抜いてた」

赤沢「……ゆかり、余計なことして……!」

恒一「実行したのは僕の意志だ。僕も赤沢さんが壊れて死なれるのは嫌だからね」

赤沢「……ゆかりは一体どこまで喋ったの?」

恒一「君が小学校の文化祭で塞ぎこんだことまでだよ」

赤沢「…………心配性の親友っていうのも考えものね」ハァ

赤沢「まぁいいわ。手伝ってくれる人が増えてくれるのは効率も上がるし。それが榊原くんっていうのも嬉しいし」

恒一「そりゃどうも」

恒一「で、今は何をしてたんだい?」

赤沢「83年度の名簿を見てにらめっこ。この年だけ途中で『現象』が終わって、死者が分からないの」

恒一「83年度……怜子さんのいた年か」

赤沢「そういえば榊原くんの叔母さんって、私の従兄と同じ年に亡くなってたみたいね」

恒一「そうだったんだ」


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