過去ログ - ほむら「憂悶聖女のもう片方の靴」
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112: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/01(日) 23:40:02.13 ID:/xHqPVxCo
「そこの貴方……少しだけ時間を頂いても良いですか?私駆け出しの占い師でして……できるだけ多くの人の運勢を見ておきたいので少し見せてもらえませんか?」
元ネタなどはない。よくもまぁこんな適当が言えるものだ。まるで自分が言ったようではない言葉。
「私、今から用が……」
113: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/01(日) 23:48:09.12 ID:/xHqPVxCo
黒いローブを着たままだけど、土下座してまで時間を貰った。念のため彼女にバレない程度に時間停止をかけ、彼女の時間を無駄にしない形で彼女の手をじろじろ見る。云うことは決まっているからそんな必要もないのに。
というか土下座するならストレートに頼めばいいような。
114: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/01(日) 23:51:23.11 ID:/xHqPVxCo
「ふむ……貴方ズバリ恋をしていますね。そして強力なライバルが居る。そしてそのライバルは動く気配がない」
志筑さんは物凄い驚いた顔をしている。
私の占いは当たるわよ、隣の街の白いののはもっと当たるけど。
115: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 07:22:20.96 ID:e3l67Cjvo
「普通に告白するのは抜け駆けになると思っているんでしょう?だったら宣戦布告してしまいなさい。できるだけ早期に」
彼女の思考回路はよく理解できないので、彼女のやったことをそのままやるよう促す。
116: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 09:26:25.46 ID:e3l67Cjvo
「ぶっ飛んだ話だと思うかしら?遅くなればなるほどライバルは精神的に追い詰められるわ」
ありのままの事実を伝えただけだ。インキュベーターを彷彿とさせるくらいに。
「最悪死に至るわ」
117: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 09:28:47.68 ID:e3l67Cjvo
「そうね……身近な人の大怪我が治ったりしたら、そのライバルの死もしくはあなたの失恋、最悪両方が確定するわ」
ここまでヒントを与えれば十分だろう。
「にわかには信じ難い話ですが……参考にさせてもらいますわ」
118: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 09:36:37.70 ID:e3l67Cjvo
翌日、美樹さんはお見舞いに来なかった。
早速志筑さんがやってくれたようだ。
美樹さんの家付近に張り込み、彼女に勇気の出る魔法をかけた。
119: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 09:55:15.44 ID:e3l67Cjvo
夜、美樹さんが急いで家から飛び出して来た。
これは上手く行くわね。
ここまでやってダメならあの男はダメね。
120: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 10:02:14.99 ID:e3l67Cjvo
夜の面会時間ギリギリの病室に彼女は滑り込んだ。
願い事で得た透明化魔法でこっそり忍び込む。
「ど、どうしたんだい?さやか」
121: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 10:08:02.61 ID:e3l67Cjvo
どうやら二人は結ばれたようだ。
あとは……
「あれ……動…く?」
122: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/02(月) 10:16:54.75 ID:e3l67Cjvo
先のループでもこれができたらどんなに楽だったことか。
後は呉キリカの契約の願いだ。
先に美国織莉子に接触しておこう。
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