過去ログ - ほむら「憂悶聖女のもう片方の靴」
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370: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 09:32:58.59 ID:1agrTPQco
結界の中は場所の影響なのかパイプがあちこちに張り巡らされ、そして至る所にプールがある。
プールの中には腕が生えていたり、骨だけの魚が泳いでいたりと平常運行の魔女結界。
しかし奥に行けば行くほどプールの割合が増えていく気がする。
371: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 09:40:56.32 ID:1agrTPQco
そう思った私は水中に慣れる為に適当なプールに飛び込んだ。
もちろん、リボンでスイムスーツを作ってだけど。
「この格好じゃミイラみたいね」
372: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 09:54:16.69 ID:1agrTPQco
水中で戦うには銃は向かない気もするが、私の銃の弾はリボン。物理的に抵抗はかなり少ない。暁美さんの物は魔翌力弾だからさらに少ないんだろうけど。
「殴ったりが出来ないのは痛いわね」
代わりに編み出した技は自分の周りにリボンを原子核の周りを回る電子の軌道のように纏ってそれに魔翌力を流し込む、<天女の羽衣>
373: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:00:55.98 ID:1agrTPQco
そろそろ実践もとい実戦するため、水に潜る。
腕が襲ってくるも、羽衣に当てると断裂してしまった。
「私の魔翌力はそんな凶暴じゃないはずなのだけど……」
374: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:06:54.91 ID:1agrTPQco
だったら、スイムスーツを変型するまで。
「リトルマーメイドよ!」
下半身をイルカのそれの形にする。
375: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:10:05.71 ID:1agrTPQco
「そろそろ、進みましょうか」
しばらく奥へ行くとガラス張りの部屋が、ガラスの向こうにはこちらの部屋と同じくプール、そして結界深奥を示す扉。
しかし、この二つの部屋には今入ってきた扉とそれら以外は何もない。
376: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:15:27.11 ID:1agrTPQco
私は銃を構え、ガラスの破壊を試みる。
しかし、ガラスの割れる音はしない。
「まぁ普通のガラスじゃないわよね」
377: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:19:27.68 ID:1agrTPQco
しかし、向こうの部屋にはプールと結界深奥入口しかない。
「……多分あのプールから入ってくるのよね……」
自分の後ろにあるプールを見る。中には今まで散々居た使い魔の姿は無い。
378: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:26:07.71 ID:1agrTPQco
魔女結界の中だからなのか、水中で息が普通に出来る。というかこれが水なのかも怪しい。
今更だけれど、入ってしまって良かったのかしら?
これが毒でない保証はない。
でも、この前のお菓子の魔女のお菓子は外見と味が一致していなかっただけで何も害は無かった。
379: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:30:40.10 ID:1agrTPQco
トンネルを抜けると、再び大きいプールに出た。
しかしこちらには大きめの使い魔が沢山いる。
冷静に一匹ずつ仕留める……つもりだったが、やはり手数が足りない。羽衣は極端にリーチが短いからだ。蹴りが使えないのは痛いし、銃の数も足りない。
380: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/23(月) 10:34:16.60 ID:1agrTPQco
織莉子さんの電撃や、佐倉さんの槍、暁美さんの弓が使えれば……
泳ぐのは恐らく私が一番得意になるのだけど、攻撃は一番私が向かないだろう。
適当に陸から水中の使い魔をリボンで引き摺り出し、蹴りで仕留めた。
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