過去ログ - ほむら「憂悶聖女のもう片方の靴」
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477: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:17:34.78 ID:Vktc0qWNo
イメージし易い物は自分ではあるが、それの使い方が分身だけとは限らない。
三体の分身を解除し、杏子はグリーフシードを取り出し、胸元のソウルジェムの隣に突き刺す。
「こっからは手動で回復してる暇が無いかもしれないからな」
478: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:25:15.00 ID:Vktc0qWNo
「てめえらが近接の打撃しかしかけてこないからこういう方が良いだろ?」
杏子は2m越えの巨人となった。
どういう状況なのかは杏子自身にはわからず、単に大きくなり、それ相応の腕力になった程度にしか考えていない。
479: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:30:32.55 ID:Vktc0qWNo
裏拳で顔面を粉砕、馬のような後ろ蹴りで胸に風穴を開け……
「そろそろ100行ったかな?」
と思った矢先、二匹のデカブツが現れた。
480: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:33:57.85 ID:Vktc0qWNo
「あぁ!どこまで追ってきやがる!」
脂肪と筋肉の塊はドスドス音を立てて追ってくる。
本気でスピードを出せば追いつかれることはないが、そんなしょうもないことで魔翌力は使いたくない。
これから魔女と戦うのだ。
481: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:39:38.32 ID:Vktc0qWNo
部屋の中に居たのは草臥れた女性のような感じの……あいつらと似たような人間もどき。
きっと見かけによらず強いんだろう……いや、見かけもよく見ればそれなりに強い。
なんだあの爪は……
482: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:45:45.60 ID:Vktc0qWNo
「クソッ!!三体も同時とかねえよ!!」
[ピザ]、マッチョ、ガリ女とかトリオ芸人でも居ねえよ……
しかし筋肉は狭い室内では動きづらいらしく、机をボコボコに叩いている。
483: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:49:31.40 ID:Vktc0qWNo
巴マミの元に帰ったことにより、固有魔法を取り戻した佐倉杏子であるが、巴マミの思考回路が多少変わったことによる再結成なので、佐倉杏子の思考回路はそんなに変わって居ない。
つまり先程挙げた認識のズラしや精神攻撃の類を使うこともできるようになっている。
魔法少女としては今の彼女が最強と言えるだろう。
まぁ一度使えるようになってしまえば、良い意味で牙を抜かれても戦闘能力は下がらないが。
484: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:53:06.76 ID:Vktc0qWNo
「鏡花水月っていうんだっけ?なんかマミみたいだけど……」
確実に逃げる為にはこの相手の認識を書き換えてしまえば良い。
魔女は脂肪に、脂肪は筋肉に、筋肉は魔女に攻撃するよう認識を弄ってやる。
485: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 20:57:03.84 ID:Vktc0qWNo
そこからは酷かった。
脂肪の塊は何か液体を吐き出すタイプらしく、筋肉に吐きかけまくる。
魔女は脂肪をズタズタに引き裂き、その傷からまた液体が漏れる。
そして筋肉は魔女をボコボコに殴る。
486: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/26(木) 21:00:25.03 ID:Vktc0qWNo
「ったく、こんな魔女二度とゴメンだよ」
消えつつある結界の中、巨大化を解き、グリーフシードを自分の身体から抜く。
「まだ使えるな、うん」
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