過去ログ - ほむら「憂悶聖女のもう片方の靴」
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713: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 18:39:48.63 ID:H5Tplvaho
「……趣味の悪い内装ね」
まるで古い家の風呂場のような薄緑色のタイルを敷き詰められた塔内部。
714: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 18:49:04.95 ID:H5Tplvaho
天井の高さと、外で見た高さからしてこの塔は四階建て。
魔女結界だから空間が歪んでいないとは言い切れないけれど。
「あら?あっさり見つかるものね」
715: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 18:59:28.56 ID:H5Tplvaho
……二階から三階はこんなにあっさりに見つかったのに、三階から四階は全く見つからない。
面積的に考えても三階はすべて巡ったはず……
まさか三階から四階へ向かう階段など無い……?
それはありえない。元々魔女は引きこもり。
716: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:06:21.73 ID:H5Tplvaho
二階はマトモに探索していない。
それにしても……
「いつから魔女結界は探索するものになったのよ……」
717: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:17:11.36 ID:H5Tplvaho
……
「別の階段などはなさそうね……」
苛立ちを隠せなくなってきた。
718: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:27:13.25 ID:H5Tplvaho
いや、むしろ……
「この柱、壊せばいいんじゃないかしら?」
ヒビが入った場所に負担がかかるようにリボンを巻きつけ、思い切り締め付ける。
719: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:39:39.72 ID:H5Tplvaho
正直さっきのようなパンチがもう一度撃てるとは思えない。
となると柱を破壊する手段はバズーカ砲もどきと……暁美さんのくれたカプセル。
カプセルは全部で四つ。
柱を壊すのには十分な火力。
720: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:46:52.48 ID:H5Tplvaho
二つ目。
三つ目。
場所がわかっているだけあってこの作業は早く済んだ。
721: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:53:24.74 ID:H5Tplvaho
「……ッ!?」
笛を持つ人間の様な……使い魔?魔女?
そいつが笛を吹き鳴らすと鳥の様な使い魔が襲いかかってくる。
恐らく笛で使い魔を操っている。
722: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 19:59:18.06 ID:H5Tplvaho
「護ったって無理な物は無理よ」
確かに私には貫通力の高い攻撃は大きい物しか無い。
しかし暁美さんのカプセルなら貫通も何も無しに使い魔も柱も吹き飛ばせる。
723: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/08/09(木) 20:03:09.79 ID:H5Tplvaho
「━━━━!?」
魔女は笛をブビィと鳴らし、その場から姿を消した。
火力に驚いたのだろう。
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