過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」 -SS速報VIP

過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」

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480: ◆NamCapMdYU[saga]
2013/04/19(金) 12:53:20.65 ID:d0T2n6Bgo

～～～妖怪の山・いつかの川～～～

零児「……」　　ｶﾞﾀｯ　ｶﾞﾀﾀｯ

にとり「ひゃっほーい！　良好良好ー！」

零児「悪いな、にとり。また世話になって」

にとり「いいっていいってー。盟友のピンチには恩を売らないとねー」

零児「……そうか。助かる」

にとり「にひひ」

　間欠泉センターを利用し、そのまま川沿いに紅魔館へ降りようとしていた零児。
　そこに待ち構えていた神奈子が現れ、軽い挨拶と共に重要な件を伝えてきた。
　妖怪の山の全面協力、および情報の開示である。

零児「……」

　元々、守矢の二柱と射名丸とだけ、こちら（小牟）から提案した話だった。
　だがそれを良しとしたくなかったのか、はたまた何か魅力的な材料でもあったのか、山からこちらへと譲歩してきたというわけだ。
　ただ、にとりにはそういうつもりはなく、電動（中略）『特・外来系試作品005号』をガンツに見せていた最中に出くわしただけである。

にとり「しっかし、どうしたの～？　急いで降りたいだなんてさ」

零児「アリスから連絡があってな。……魔理沙が本に仕掛けられた術にかかり、起きなくなったと」

にとり「ひゅいっ！？　それって結構やばいんじゃない！？」

零児「分からん。だが、その術を解きたければ俺独りで紅魔館に来いとも言っていたそうだ」

　まだいくらかパーツが小型化出来た程度だが、彼女らしい新機能を取りつけたらしい。
　その試運転と「山道ならレッドクランより絶対早い」という言葉を受け、運んで貰っているところである。

にとり「はぁ。だから～……山経由？」ｱﾚ?

零児「地霊殿に用があって行っていたからな。最短ルートはこっちになるのさ」

にとり「『さとり』のところにねぇ。……うーん」

零児「……やはりお前達山の妖怪は、さとりが苦手か？」

にとり「ひゅいっ！？　ああいや、そうじゃなくってね？」

零児「前、危ないぞ」

にとり「おおっとぉ！　……いやね。苦手というか、どういう顔したらいいのかなーって」

零児「……」

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