過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」 -SS速報VIP

過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」

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504: ◆NamCapMdYU[saga]
2013/05/21(火) 05:52:15.82 ID:YpwvYnkro

～～～博麗神社～～～

零児「……今帰ったところだ。そっちはどうだ、M.O.M.O.？」

M.O.M.O.『はい。私以外の皆さんは博麗神社に帰っている最中です』　　ﾜﾝｯ

零児「そうか。M.O.M.O.はどうしたんだ？」

M.O.M.O.『モモは地霊殿に残って、クロスゲートの調査を続けます。経過観測をした方が、良いと思って』　　ﾍｯﾍｯ

零児「そいつは重畳。なら、先に少し連絡がある。元の世界に帰る方法についてだが……」

　紫との話が終わり、雨の中を大き目の傘で相合傘（二つ差す意味がないし、腕が疲れるからな！）をしながら神社に戻った二人。
　地底に行った他の面子はまだ帰っておらず、その事を確認中といったところである。

魔理沙「……」ﾑｰ

神子「……（相変わらずですね、魔理沙さんは。欲望駄々漏れです」

景清「……哀れな」

KOS-MOS「……」

零児「……ああ。そういうことだ。よろしく頼む、M.O.M.O.」

KOS-MOS「通信終了しました。零児、元の世界へ帰る方法が、もう少しで完成するという話は本当ですか？」

零児「あいつの言葉を信じるならな」

ケン「ほぉ？」

零児「あいつの容体の変化が良く分からん。その事について問いただしたが、素直に話す奴でもないしな」ﾊｧ

　藍を代わりに寄こしたり、呼んでもいないのに現れたり。
　しかも姿が元通りになっているともなれば、これまでの自分達の考えはどうだったのかと考えてしまう。
　だがそれも、帰える手段を確保するための経費と割り切るしかない。

アーサー「妖怪というのは、誰しも一筋縄ではいかんようだな。スタンと一緒にいる子はどうなんだ？」

魔理沙「こいしか？　あいつも別の意味で厄介だぜ。……いや、厄介なはず？」

クリノ「見た感じだと、あまり怖い子には見えなかったんだけどね」

零児「あの時の発言がなければ、俺もそう思いたかったがな」

神子「どちらにせよ、今は姉の元にいるのですからそう心配することではないでしょう」

魔理沙「ま、そうだよな。ケンに比べたら全然大丈夫だろ」ﾆﾔﾆﾔ

ケン「やっぱ、相当心配かけたようだな？」

景清「……白銀の武者がいるとは、聞いておらんがな」

アーサー「ん？　そうなのか」

魔理沙「そーいや、そっちのおっさんは異変で出会ってねーな。……というか、『白銀の騎士』だっけ？　ギルガメスと同業なのか？」

アーサー「ああ。幻想界で肩を並べさせて貰っているよ。はっはっは！」

　敵ではないはずだから、それほど警戒する意味もないかもしれないが。

クリノ「二人とも、素晴らしい騎士だよ」ｳﾝ

零児「クリノも、十分だと思うがな。……それより二人とも。華仙のところに泊っていたというのは本当か？」

アーサー「ああ、本当だとも。動物達に囲まれて、のどかだったな！」

ケン「……ああもう、アーサーのおっさんに突っ込むのが疲れたぜ」ﾊｧ

神子「おや。それは御愁傷様ですね」

KOS-MOS「とにかく、無事でなによりでした。ケン、アーサー」

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