過去ログ - 平凡女と平凡男
1- 20
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/29(金) 19:48:17.71 ID:x1fUeowO0
とぼとぼと歩くアスファルトの上、車道を通り過ぎる車の音がやけに五月蠅く聞こえた。

歩くたびにうつむき加減になる私は口を開けない。

横目には相変わらずこちらを見ている幼馴染がうつる。

また、車が通った。青い車で、やっぱり音が大きく五月蠅く聞こえた。

無意識のうちに、私は他のことに集中しようとしていた。

だから

背を伸ばし過ぎて垂れた雑草も

涼しい風に揺れる木の葉も

歩道に捨てられたゴミも

歩行者マークの標識も

全てが、鮮明に見えてしまった。

「何も言わないってことは何かあるのね?」

「うん。」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
37Res/25.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice