過去ログ - 【マテパ】アクア「……あんたがあたしのマスターかい?」【Fate】
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[saga sage]
2012/08/13(月) 02:49:09.88 ID:iZuoE8h30

―アインツベルン城内部―

ティトォ「………」ジッ…

アイリ「……以外だったかしら?あの人があんな表情を見せるなんて」

ティトォ「……いえ。むしろあれが彼の、本来あるべき姿なんだと思います」

アイリ「そうね、あの人は本当は誰よりも優しい人だから」

ティトォ(そう、天秤の担い手としては彼は優しすぎる――)

ティトォ(彼はきっと、この戦争で流れる血の全てを背負うつもりだろう。ならば僕は、僕らは――)

アイリ「それと……どうかしら、ここでの生活は?」

ティトォ「えぇ……年中雪に覆われたここの環境は僕達にとって天然の結界のようなものですから」

アイリ「そう、それはよかったわ」


彼らの肉体には、およそ免疫力といえるものが存在しない

傷口からはいった雑菌さえ、彼らには死に直結する毒となる

他の二人のどちらかにその存在を入れ替える

そうして彼らは何度も存在を入れ替え、終わりなき死の苦痛を味わい続ける

――それが僕達に与えられた不死の呪い

お互いについて語り合った時、自分たちに与えられたその“魔法”を彼はそう語った

実のところ、その様子をアイリスフィールは一度目にしている

ナイフで腕に小さく傷を作り、わざと傷から雑菌を侵入させる

と瞬く間に彼の体調は悪化し、立つこともままならない状況となる

魔術と医学……いかなる治癒や解毒も効果を示さず、彼は半日で死に至った

その後、“三人目”との意思疎通ののち“戦略上の理由”によって再び彼に入れ替わるのだが……


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