過去ログ - 勇者「魔王死ななきゃ俺不死身じゃね?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/29(金) 21:13:15.34 ID:MAXyyjM30
興味深い


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:13:40.65 ID:IYjLLkqe0
魔王「この鎖を解け……! このまま魔族が戦い続けるのを放っておけるか!」

勇者「それはできない」

勇者「魔王は一応殺したことにした。今更ひょっこり出てくるのはおかしい」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:17:05.50 ID:IYjLLkqe0
勇者「お前が民を守りたいのは分かったよ。だがお前は敗者だろう? まだ生きているとはいえ、魔族が負けたというのは事実。なら例え滅ぼされたって文句は言えない」

魔王「ぐっ……。私に、魔族が死にゆくのをじっと見ていろというのか!?」

魔王「私は、魔族の王だ! 生きている限り、民を守る義務がある!」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:21:26.29 ID:IYjLLkqe0
勇者「それはそうとその鎖、俺が作ってみた魔法道具なんだ。縛った者の魔翌力を奪う便利な鎖だ。その様子だとしっかり効いてるようだな」

魔王「……だから、このような鎖でさえ壊せなかったのか」

勇者「それと、燃費も悪くなる。魔族は、水さえあればとりあえずは生きてられるんだっけ?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:23:53.41 ID:IYjLLkqe0
勇者「どうした? 食べるなら早く食べろ。冷めるぞ」

魔王「……食べられない」ジャラ

勇者「ああ、めんどいな。じゃあ俺が食べさせてやる。口開けろ」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:25:13.50 ID:IYjLLkqe0
魔王「はぁ……」ガク

勇者「ようやく全部食べきったな」

魔王「食事をするのに、こんな屈辱と疲労感を伴ったのは初めてだぞ」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:31:22.84 ID:IYjLLkqe0
勇者「……さて、もう寝るかな。お前も早く寝ろ」

魔王「ま、待て!」

勇者「なんだ?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:33:50.83 ID:IYjLLkqe0
勇者「さあ、もう遅い。早く寝よう」

魔王「…………」ジャラ

勇者「睨むなよ。毛布くらいならやるから」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:38:05.89 ID:IYjLLkqe0
勇者「お前、いつもこんなふかふかのベッドで寝てたんだな」

魔王「ああ。少なくとも、こんな鎖に縛られて寝ることはなかったさ」

勇者「俺は、旅に出てからはほとんど野宿だった」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:52:11.15 ID:IYjLLkqe0
勇者「違う。魔王と勇者が戦うのは、王とか女神とか、それ以前に、宿命なんだ」

魔王「宿命? その宿命を背負うことに、何の意味がある?」

勇者「意味はある。平和には、犠牲が必要なんだよ。お前も分かっていて、俺と戦ったんじゃないのか? だからいつの時代も、勇者と魔王、どちらかが犠牲になるんだ」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2012/06/29(金) 21:54:45.20 ID:IYjLLkqe0
勇者「……無駄話が過ぎたな。魔王、おやすみ」

魔王「…………」

勇者「無視か。まあ、それくらい分かってたけど」
以下略



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