過去ログ - 勇者「魔王死ななきゃ俺不死身じゃね?」
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254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:33:37.29 ID:HBCOKS/b0
九尾の狐「人間というのは、弱い」

九尾の狐「大狐の姿を見せるだけで、恐れおののく」

九尾の狐「じゃから、魔族は強い人間を求める。人間が強くなるのを待つ。人間という存在に期待してみる」
以下略



255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:34:38.84 ID:HBCOKS/b0
More than ten years later


勇者「久しぶり」

以下略



256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:36:01.82 ID:HBCOKS/b0
勇者「……キ」

九尾の狐「キ?」

勇者「……せっ」
以下略



257:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:36:44.62 ID:HBCOKS/b0
九尾の狐「というかっ。少なくとも十年以上経っておるじゃろ! まだ接吻だけじゃと! このへたれ!」

勇者「う、うるさい」

吸血鬼「えっちな言葉を聞いて飛んできました」
以下略



258:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:39:36.55 ID:HBCOKS/b0
九尾の狐「……真面目な話な? お主、寿命が短いのじゃぞ? さっさとせんと、気付けば体など衰えておるぞ!」

勇者「老いなんて、俺にはあって無いようなものだよ」

九尾の狐「なぁにを言っておるか。老いは誰にもくるものよ。現にほれ、お主だってしばらく会わぬうちに少し老けておるではないか」
以下略



259:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:42:19.07 ID:HBCOKS/b0
勇者「なぁ、……魔王」

魔王「どうした勇者?」

勇者「お前は、ずっと若いまま、だよな。うん、変わってない」
以下略



260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:42:58.18 ID:HBCOKS/b0
勇者「何でだよ……なんで、老いが始まってるんだ」

勇者「せっかく、ずっとお前と居られると思ったのに」

魔王「……なぁ、勇者。具体的に、不老不死でいられるのはいつまでなんだ?」


261:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:51:26.03 ID:HBCOKS/b0
勇者「? それは、女神の加護が切れるまでだが……」

魔王「女神の加護が切れるのは、いつなんだ?」

勇者「勇者としての使命を果たした時だ」
以下略



262:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:52:34.81 ID:HBCOKS/b0
魔王「……勇者」

勇者「なんだ?」

魔王「お前は、勇者の使命を何と捉えている?」
以下略



263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:54:50.64 ID:HBCOKS/b0
魔王「勇者の使命は、ただ単に魔族を殺すことなんかじゃない」

魔王「それだったら誰にだってできる」

魔王「女神は単に魔族を殺してほしいわけじゃないはずだ」
以下略



264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[saga]
2012/07/05(木) 19:55:41.83 ID:HBCOKS/b0
勇者「結局、何が言いたいんだよ……?」

魔王「魔王が死ぬことが人間の幸せではない」

魔王「魔王が死ぬことは、それの通過点に過ぎない」
以下略



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