過去ログ - 真「着せ替え人形の」涼「シンドローム」
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24: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:46:11.75 ID:JVFVEFs70
涼からマイクとリモコンを貰うと、自分の声域にキーを合わす。

真「〜♪」

いつもとは違う、キュートなガールズポップ(実は男性が歌っても問題がないように作られているけど)にボクの心も自然とウキウキする。
以下略



25: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:48:09.14 ID:JVFVEFs70
涼「すみません、少し考え事を」

真「どうしたの?」

涼「いえ。真さんが方向転換したら、今日みたいに可愛い曲をいっぱい歌うのかなって思って」
以下略



26: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:50:19.46 ID:eJ30HTQi0
時計を見ると、まだ時間はたっぷりある。まだまだ、帰る気にもならなかった。

真「さて、次はどこに行こうかな。涼、エスコートしてよね」

涼「えっとそれじゃ……」
以下略



27: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:52:14.62 ID:eJ30HTQi0
涼「真さん、これなんてどうです?」

真「いや、どうですって言われても……」

笑顔で3着服を渡される。彼は自分が男の子ということを忘れているんじゃないのか?
以下略



28: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:53:07.10 ID:eJ30HTQi0
真「どう……、かな?」

カーテンを開けて、選んだ本人に感想を聞いてみる。

涼「……良いです」
以下略



29: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:54:24.50 ID:eJ30HTQi0
真「これは?」

涼「最高です!!」

真「それじゃあこれは?」
以下略



30: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:55:34.15 ID:eJ30HTQi0
真「って、これじゃあボクが着せ替え人形みたいじゃないか!」

涼「えっと、気に障りました……?」

弱弱しく聞いてくる涼に、ちょっとばかしの母性本能がくすぐられる。
以下略



31: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:56:59.74 ID:eJ30HTQi0
涼「真さん! 僕は……」

真「でもさ、涼は変わってるよね。男の人って、女の子の買い物の長さにイライラするものかと思ってたから」

漫画やドラマでもよく見る光景だ。だけど涼はむしろ積極的に参加してきた。
以下略



32: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:58:04.14 ID:eJ30HTQi0
真「それ、からかってる?」

涼「まさか。嘘偽りもない、僕の本心です。だってこんなに可愛い真さんを見ることが出来たんですから。僕は幸せ者です」

真「は、恥ずかしいこと言わないでよ……」
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33: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 22:59:27.08 ID:eJ30HTQi0
えっと、合格?

真「り、涼……」

涼「あぁ! えっと、今のはその……」
以下略



34: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/29(金) 23:01:20.42 ID:eJ30HTQi0
真「何やってるんだろ、ボク……」

あの後気まずくなって、さっさと解散した……。
けど、その後こっそり、さっきの服を買いに行った。選んでくれたし、僕も気に入っていたから。

以下略



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