過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/29(金) 23:50:03.38 ID:mNu1rcNSO
エルルゥ「はい、どうぞ。『モロロ粥』です」ストン


 【 モロロ粥 】

モロロとはこの世界で採れる芋のような食べ物である。
この世界の住人はこの食材を主食としている。
様々な調理法で料理し、食べる事が出来る。
今回はモロロをやや粗めに潰し、それを粥にした。



ゴロー「……『お米』って言って通じますか?」

エルルゥ「 ? なんですか、それ?」


ゴロー(事態は非常に深刻だ。米がない)

  (つまり、この村では白いメシなんて食えない……)

  (いくらなんでも酷だ 残酷です)


エルルゥ「ゴローさん? どうしましたか? まだ具合が……」

ゴロー「いえいえ。大丈夫ですから……いただきます」


  ズズウ むしゃ むしゃ

 あれ、意外にうまい。病み上がりの身体に染みるじゃないか。

 むしゃ もぐ ごくん

 お粥だから味付けは塩だけだってのに、全然飽きない。

 がつがつ むしゃむしゃ


エルルゥ「ゴローさん、慌てなくても無くなりませんよ」クスクス

ゴロー(空腹は最高の調味料とだれが言ったか…)


 むしゃ もぐ もぐ

 だけど、うまいモンはうまい。嬉しい誤算だ。

 この食べ物はイモっぽいな。こいつが甘味をだしてるからこうなるのか。
 イモ自体も複雑で……不思議な味だ。でも美味しい。


ゴロー「これが『モロロ』?」

エルルゥ「ええ。細かくして食べやすくしました」

ゴロー「美味しいです これ 本当に」

エルルゥ「ありがとうございます」ニコリ


 ……



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