過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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119: ◆M6R0eWkIpk[saga sage]
2012/07/09(月) 22:43:49.90 ID:dkuqefSSO

第五話「叛軍の拠点 ネゥの乳入りモロロのスープ」

 ハクオロ達がこの館を手にいれてから数日が経過した。
 俺は最初、交渉役として他の集落に向かうつもりだったが……
 何故かそれ以外の仕事をさせられる事が多い。

 例えば薬造りだ。
 現在、ある程度効果のある薬を造れるのは エルルゥさんと俺の二人だけ。
 そうすると必然的に負傷者の看病等をするはめになってしまう。
 傷薬は量を作って置いておく事も出来る為、
 起きている時間の三分の一はこれに費やされる。

 次の仕事は館の修理・改良だ。
 この元藩主の館は防御に向いた地に建てられており、
 ハクオロはここに反乱軍の陣を敷く事にしたらしい。
 すると侵略の時に破壊した障害物や柵を作り直さないといけないわけで…
 これが結構重労働で大変なのだ。

 まだまだ仕事がある。これは俺というよりウォプタルの仕事だ。
 ヤマユラからの支援物資の運搬及び護衛……
 本当はウォプタルだけ貸しても良いのだけど…
 俺の……メスだったんで『サユキ』と名を付けたウォプタル。
 コイツが俺以外をまったく乗せない。
 ウォプタルは輸送に必要不可欠なので
 俺がコイツに乗り、村に行かねばならない。


ゴロー「恨むぞ、ハクオロ……」


 アイツはなぜか暇そうにしている時が多い。
 指揮官の仕事は情報の整理なのはわかるが、
 俺が忙しく働く最中にのんきに歩いてる姿を見る事があった。

 俺はそんなアイツにアームロックをする事で憂さ晴らしをしている。
 これまで三回くらいアームロックをしてやったかな……




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