過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
1- 20
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/09(月) 22:55:32.01 ID:dkuqefSSO
 ……

 昼頃、ユズハちゃんを館に入れる。
 オボロ達に部屋の準備をさせ、俺は外で一服する事にした。


ゴロー「……ハァ」フー


 あの少女に俺は本当の事を伝えなくてはならない。

ゴロー「……憂鬱だ」

  『ムギャオ?』


 ……声の方を振り返ると『ムティカパ』がいた。


ゴロー「うわあっ!」


 思わず跳び上がりそうになる。


アルルゥ「ペコちゃん。どした?」

ゴロー「アルルゥ……って事は…『ムックル』か!?」

ムックル『ンギャオ!』


 いつの間にこれほどでかくなったんだ……
 もうアルルゥより大きいじゃないか。


アルルゥ「ごはんだよー」

ゴロー「そうか。昼飯を配りに来てくれたのか」


 アルルゥから椀を受け取った。


 【モロロのスープ(その2)】

前回はすまし汁のようなスープだったが、
今回は『ネゥ』という動物の乳を入れている
その為、まろやかな味わいを楽しめる



   ズッ ズズウ

ゴロー「おっ 口ざわりがとても良い」


 味は甘めに仕上がってる。
 ネゥの乳を入れたんだな。
 これがモロロと合わさって複雑な甘味を出しているぞ。

  ずず… むしゃり

ゴロー「このスープは疲れた身体にいい」


 元気が出るな。あ、そうだ。アルルゥに礼を…


ゴロー「ありが……もういないか」


 ……最近独りでメシを食ってなかったから気楽でいい。


ゴロー「でも、なんか寂しいな……」


 どうも調子が狂っているようだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1072.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice