過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 00:03:16.84 ID:DOuP+d7SO
 〜 村の外れ・カカエラユラの森の付近 〜

ハクオロ「このあたりが村の外れです。森は深いので入らないほうがいい」

  タッ タッ タッ…

?D「おーい! アンちゃん! 隣が森で倒れてたってヤツかい?」

ハクオロ「ええ。彼は……」

ゴロー「ゴローと申します。初めまして」ペコリ

?D「おう、そんな堅っ苦しくなくていいぜ!」

テオロ「俺はテオロだ。よろしくな!」


 緑茶色で胸元が空いた袖無しの服を着た男に挨拶をする。
 背も高くガタイもいい。茶色のヒゲが渋いなぁ。
 典型的なオヤジって人だ。手には頑丈そうな『斧』を持っている。


ハクオロ「おやっさん、キママゥはどうでしたか?」

テオロ「ああ、畑を荒らしはしてねぇが 近くに小さな群れがいるみてぇだ」

  「村のモンが何人か襲われてる、特に男が森に入るとな…」

  「どうする? またこの前の作戦でいくか?」

ハクオロ「……いや、次は逆にしましょう」

  「罠に追いたてるのではなく、自分が囮になって罠まで引き付けます」


テオロ「……? よくわかんねぇな。囮なんて使う必要があるんか?」

ハクオロ「小さいとはいえ、群れのキママゥだ。なぜ何も食料を盗らない……」

  「恐らく、前の作戦の生き残りが群れにいる。同じ手は食わないだろう」

  「そして目的は人、しかも男だけになっている」

  「これは推測だが…奴らは復讐をしているんじゃないか?」


テオロ「おいおい、キママゥがんな事を考えるワケねぇだろぅ?」

ハクオロ「いや、類人猿は知能が高い。恨みという概念が
     有ってもおかしくないはずだ。早めに罠の準備を整えなくては……」




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