過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 00:16:54.17 ID:DOuP+d7SO
 『少し昼を過ぎて……』

テオロ「いやぁ〜アンちゃん二号も強いねぇ!」ムシャムシャ

ゴロー「アンちゃん二号って……」

エルルゥ「皆さんどうぞ、キママゥ汁です」コトン


 【キママゥ汁】

以前仕留めたキママゥの干し肉を使った汁物。
今日仕留めたキママゥは解体して村人に分配した。


トゥスクル「まったく……無茶しよって」

ハクオロ「まあまあ。何事もありませんでしたし」

エルルゥ「アルルゥ、美味しい?」

アルルゥ「おいし〜い」モグモグ


 一同が集っての昼食会。
 テオロさんの奥方は別の家で昼をいただいているらしく、
 お顔を拝見出来なかった。そのうち会う機会もあるだろう。


ゴロー「へえ キママゥの肉って しっかりしてんだな」モグモグ


 野生のケモノの引き締まった肉質。
 やっぱり味は単調だけど、命を食ってるって満足感がある。


テオロ「よぉーし ちいっと早ええが酒飲むか〜!」
  「アンちゃんもアンちゃん二号も飲むだろ?」


ゴロー「あ… わた…俺、酒飲めないんです」

テオロ「んな堅てぇ事言わねえでさぁ〜」

ハクオロ「おやっさん。この人、本当に飲めないみたいですよ」

エルルゥ「真っ昼間からお酒なんていけませーん!」

トゥスクル「エルルゥ、食事中は静かに」

  ハ ハ ハ ハ…ワイ ワイ…

 楽しい食事だ。こんな風に飯を食うのはずいぶんと前だった気がする。


アルルゥ「……」ジィーッ

 あのコ、また俺を見てる。俺ってそんなに面白い顔をしてるのだろうか。


アルルゥ「……ペコちゃん」

 ……今、なんだって?


ゴロー「ん?」

アルルゥ「さっき…いった。……なまえ」

ゴロー「聞いてたんだね。それは一人言だったんだ」

アルルゥ「……じゃあ なまえ、なに?」

 「俺の名前は『ゴロー』。よろしくね」ニコリ


 第一話「招かれたもの」

  続く!



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