過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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374:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/04(土) 00:35:21.63 ID:xhDip7oSO

女「申し訳ありません、恩人にこのような粗末な食事で……」

ゴロー「いや、そんな。美味しそうな食事ではありませんか」


 どれ、最初に腸詰めからいただこう。


   かりっ! むしゃ


 いい肉汁! たまらん!


ゴロー(旨い、少ししょっぱい位がまた食欲をそそる)

女「お気に召したようで……」

ゴロー(『じゅわっ』と出てくる汁が、アツウマい)

   むしゃ もぐ…


女「私どもは人を雇って牧場・加工業をしておりまして」

ゴロー「なるほど、だから腸詰めが出せるわけか……」

女「ですが戦で働き手が皆徴兵され、仕事が進まず…… 私の夫も……」

ゴロー「……」


 気まずい……


女「申し訳ありません、湿っぽい話を。ささっ、どうぞ」


 次は汁物を食べよう。
 麺とスープ…… スープからだ。


   ずずっ!

ゴロー(! これ、骨でダシをとってる!?)

   「このスープ、骨を強く煮込んで味をつけてますか?」


女「ハイ、近くの屠畜場からウマの骨を」

ゴロー「ウマ…… ウォプタルの骨?」


女「ええ。腸詰めの肉もウォプタルでございます」

 「この牧場はウォプタルとネウを飼育してまして」


ゴロー(……ウォプタル、意外にウマイな)


(※ 食べるのは怪我して走れなくなったウォプタルが主です)




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