過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/08/15(水) 23:43:06.35 ID:dbNwfybSO

店員「いらっしゃーい!」

 木で出来た戸を開けると、店員の威勢のいい挨拶が耳に入る。

 店主と店員は耳が『ウサギ』みたいに白くて長かった。


店員「お客さん、こちらに……」



 「すまん、彼は私の客だ。店主よ、ここに通してくれるか」



店主「へーい。お客さん、アッチの方がお待ちですよ」クイッ


 店主の指の先には、オンカミヤリュー族の男がいた。
 金の紋を入れられた濃紺で染められた長い服。
 髪の毛は白くなっているが、肌ツヤは若い。


ディー「ここへ。どうした、座らないか」

ゴロー「……」ガタン

店員「どーぞ、お冷やです」

ゴロー「あ、すいません」


 一口、水を含む。

 ふー……ウマイ。
 歩き回った後の冷えた水って、最高だよ。


ゴロー「あな……」

ディー「今は汝の問いに答えられぬ」グイッ

    「一つだけならば答えてやれる事はあるが……判るかな?」


ゴロー「……その答えられる事ってのは、この店のオススメか?」


ディー「うむ、正解だ」ニッ

    「店主、彼に『麻婆豆腐』を」


店主「はいよ! 辛さはどうします?」

ゴロー「あ、辛さは普通くらいで」

ディー「私は追加で包子(パオズ)を頼む」


店主「へいよ〜」ジャアアッ!!

 油の旨そうな香りが鼻を刺激する……




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