過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/16(木) 00:03:56.73 ID:EKmdGUxSO
 …………

 幸い羅宇屋はすぐに見つかり、店の中に入る。
 玄関にある小さなトラの置物以外はいたって普通の羅宇屋だった。


店の人「いらっしゃいませ」ペコリ

ゴロー「羅宇が壊れたようなので、修理を頼みます。あと掃除も」

店の人「はい、お預りいたします…… おい、コッチに」クイクイ


 店員に呼ばれ、『ウサギ』みたいな耳のコが出てきた。


兎耳「いらっしゃ……キャッ」コケッ

店の人「おい! 気をつけろ。たく……これだから『シャクコポル』は…」

兎耳「は、はい。スミマセン……」

店の人「この吸口と雁首を掃除しておけ」

兎耳「はい……」トボトボ

ゴロー「…………」

店の人「はい、確かにヒビがありますね。
     お客様、羅宇を替えられてはどうでしょうか」


ゴロー「……そうだな。見せて貰おう」

店の人「では…こちらの羅宇は如何でしょう?」スッ


 店の男が羅宇を見せる。

 コイツ…… ちょっと聞くか。


ゴロー「材質は?」ジッ


店の人「白檀で御座います」

兎耳「あ、それ……」

店の人「……」キッ

兎耳「あう……」


ゴロー「おい、ぼったくろうったってそうはいかないぞ」

    「その羅宇、何処から見たって竹製じゃないか」



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