過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/04(水) 21:27:25.57 ID:QKl2rcxSO
 ――

 トゥスクルさんとオボロがユズハちゃんの部屋から出てきた。


トゥスクル「終わったよ。さあ、ゴローも傷を見せなさい」

  「ハクオロ、あの子の話相手になっておやり。オボロはわしと来るんじゃ」


オボロ「なっ…待ってください! こんな得体の知れない…」

トゥスクル「……三度目。これ以上は……」

オボロ「……わかりましたよ。来い、こっちで手当てしてやる」スタスタ

ゴロー「すまないな」

 ……

 トゥスクルさんに手当をして貰いながら、
 仏頂面をした男に話しかける。
 スラリとした身体つき、尖った耳に鋭い眼光。
 死線を潜り抜けてきた人間であるとわかる。
 俺を警戒しているようだ。


ゴロー「オボロさんだったか。別に何もしないさ」

オボロ「……信用出来ん。……それにお前はあの二人を捕まえた男だ」

トゥスクル「困ったもんじゃの。無理もないが…」

  「手当も済んだし、ちょっと厠を借りるぞい」ガタタ


 トゥスクルさんがいなくなり、部屋に二人きりにされる。


ゴロー「捕まえたのは一人だって……」

オボロ「それでもお前が危険な事にかわりはない」

ゴロー「まいったなあ…なんでこうなる」

オボロ「ふん、この砦では大人しくする事だ。そして二度とここに来るな」

  ダダダダダダダ… ガラッ

ハクオロ「トゥスクルさん! ユズハの容態がっ!」

オボロ「なにっ! キサマァッ! 何をしたっ!」

ハクオロ「自分は話をしていただけだ! 今はそんな場合じゃない!」

トゥスクル「どうしたんじゃハクオロ?」

ハクオロ「トゥスクルさん! あの子が熱をっ」

トゥスクル「わかった。オボロ、お湯を用意しておけ。わしはユズハの部屋に行く」

  「ゴロー、お主も薬師見習いじゃ。わしと来い」

ゴロー「はい」ガタッ


 …………


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