過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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[saga]
2012/07/04(水) 21:32:56.81 ID:QKl2rcxSO
オボロ「あああ…ユズハぁ……」
ユズハ「ハァッ… ハァッ… ハァッ…」
トゥスクル「火神(ヒムカミ)がこれ程むずつくとは……発作じゃな」
オボロ「トゥスクル様! 早くユズハを!」
トゥスクル「当たり前じゃ ゴロー、準備はっ」
ゴロー「こっちは問題ありません! 後はお湯を……」
ガラッ
ドリ・グラ「「お湯をお持ちしましたっ!」」
トゥスクル「ご苦労。ゴローよ、後はわしがやる。お主達はユズハを見ておれ」
オボロ「トゥスクル様! どうか…どうかユズハをぉぉ」ズリズリ
トゥスクル「頭を上げよ、誇り高きお主が土下座などするでない」
「このトゥスクル、命に代えてもこの子を見捨てるような真似などせぬ」
トゥスクルさんは手早く薬草をすりつぶし、薬を作っていく……
ゴロー「すごいな……」
オボロ「当たり前だ! トゥスクル様はこの國に名を轟かす薬師だぞ!」
ゴロー「國にか! それはすごい」
トゥスクル「オボロ・ゴロー、五月蝿くするなら出ておゆき」
オボロ・ゴロー「「スイマセン……」」
瞬く間にお椀一杯分の薬が完成した。
トゥスクルさんは自分のかけていた首飾りを手に持ち、
付いている飾りの玉を割る。
中から紫色をした粉末が出てきた。
ハクオロ「トゥスクルさん。それは?」
トゥスクル「紫琥珀(ムィ・コゥーハ)じゃ」
ゴロー「紫琥珀?」
グラァ「一欠片あれば一生遊んで暮らせると言われる品……」
ハクオロ「……」
俺はトゥスクルさんがそんな物を持っていた事に驚きを隠せない。
ハクオロも何か考え込んでいる……
その紫琥珀の粉が先程の薬に入れられ、緑だった椀の中身は紫に変わる。
トゥスクル「あとはこれに布を浸け……」ピチャ
「落ち着くまで布から薬を飲ませるんじゃ」
オボロ「わかりました! ほらユズハ……」
……
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