過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/08(土) 21:31:09.51 ID:q2AjySXSO

そして事態は――――


クーヤ「……余は其方らの言に流される事は出来ぬ」

   「皆の者、余は自らの意思で決意した」


クーヤ「全土へと報ぜよ! このアムルリネウルカ・クーヤは……」



 「ちょっと待って頂けませんか」


――――別の動きをし始める。


ハウエンクア「……部外者の客人には下がって頂きたいものですねぇ」

ヒエン「ゴロー殿、如何なされた」

側近「今は重要な議の最中、客人といえど…」


ゴロー「議をしている場合ではないでしょうに」

    「アヴ・カムゥ部隊の展開、敵軍を排除するのが左右大将の仕事のはず」

ゴロー「ヒエンさん、ハウエンクアさん。御二人はなぜこちらに?」


ヒエン「……行くぞハウエンクア」ザッ

ハウエンクア「……」チッ

  カツ カツ カツ…


ゴロー「他の方々も地図を広げる等、軍議の準備をするべきだと思いますよ」

    「クーヤ様、よろしいですか」


クーヤ「あ、ああ。皆の者、頼むぞ」


側近達「「「は、ははぁ…」」」


皇の腰掛ける椅子の前。ゴローは独り、立つ。


クーヤ「ゴロー。其方、余の……」

ゴロー「落ち着くんです。アヴ・カムゥは全土侵攻出来るだけの数がありません」

クーヤ「な! 其方、何故……」

ゴロー「長く城に居ると様々な話を集められるものです」

    「戦線を拡大する程に、部隊の守りが手薄になるでしょう」


クーヤ「判ったような口を!」

ゴロー「知ってるんです。かつてこの全土を支配していた一つの国を」

クーヤ「……どういう事だ。ラルマニオヌは全土統一なぞしておらぬ!」


ゴロー「私の知る国は海の向こうにある巨大な国と戦い、
    少しずつ孤立して敗北していきました」


クーヤ「何を言うておるか判らぬが、クンネカムンは絶対敗けぬ!!」

ゴロー「何故そう言いきれる!」

クーヤ「……ゴ、ゴロー!?」


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