過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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768:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/09/08(土) 21:51:34.40 ID:q2AjySXSO
 ――――

 〜 オンカミヤムカイ 〜

遠くを眺める法術により、この國の平原を進む
五体のアヴ・カムゥを確認した賢大僧正(オルヤンクル)。


ワーベ「種の宿命に翻弄されず、争いを止めようとする……」

    「素晴らしき英断であろう」


賢大僧正ワーベは遠見の術で白きアヴ・カムゥを見つめる。


ワーベ「警戒は解かぬようだが、大きな一歩。丁重に出迎えねばならん」


白・赤・青のアヴ・カムゥを見終えたワーベ。
周りの術士達と共に、安堵した表情を浮かべた。


ディー「そうはいかぬのだ」


この者が来るまでは……


ワーベ「ディー? ……違う!」


  キュイイン…


ディー「動くな。我が頭上の光球に焼かれたくないなら我が命に従え」

ワーベ「貴方様は!」

ディー「……大封印(オン・リィヤーク)を発動させよ」

 ――――


オンカミヤムカイの平原を進むアヴ・カムゥ。


クーヤ『あと半刻程で宗廟に着くのだな』


ウルト「はい、もうす


  フッ……


消失する皇女。


クーヤ『ウルトリィ殿! 何処へ!』

ヒエン『聖上! 地面が!』

ハウエンクア『なんだいなんだい?』


 コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛……

 ビシッ ズバァッ!


震える大地、隆起する岩柱。爪のような柱が五体のアヴ・カムゥを包囲する。


ウルト「この力の波動は『大封印(オン・リィヤーク)』!?
    お父様、どうして! 話し合いをするのではないのですか!?」


平原から離れた場所に転移させられたウルトリィが叫ぶ。

だか、叫んだところで意味はない。


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