過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/09/21(金) 14:01:04.53 ID:fkM3gXo70
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巨大な爪により、死体の山が築かれていく―― 東にある何所かの國。


ハウエンクア「ヒヒヒッ! あとちょっとでトゥスクルに着くねえ」ニイ

       「いいよいいよ。僕の思った通りに事態は進む……」


ハウ「トゥスクル皇ハクオロかぁ。楽しい玩具だといいなあ」



中央部……古くは『日本海』と言われし海を渡る船上。


ヒエン「…………」

    「大老。某は貴方のように戦い、大陸に平和をもたらしまする」


ヒエン「例え数多の罪を被ろうと――――」


そして西の大國、クンネカムン。玉座に構える小さき皇(オゥルォ)。
彼女はエヴェンクルガの武士と相対する。


クーヤ「何をしていたゲンジマル。既に戦は勃発したぞ」


ゲンジマル「あの御方…ハクオロ皇のぬくもりをお忘れか!」

      「聖上は自らの手でそれを手放そうとしておられる」


クーヤ「……余はこのクンネカムンの皇だ」

    「我が同胞の為ならば、あの安らぎを手放そう」


ゲンジマル「聖上!」

クーヤ「必要な時に居らなんだ其方が ……いったい何を語るというのだ!!」ドンッ!

ゲンジマル「な…………」

クーヤ「……余の前から消えよゲンジマル」


ゲンジマル「…………」スチャ 

  カチャ… カチャ…


クーヤ「……この玉座の前でひとりになろうとはな」

    「ハクオロと過ごす刻のような至福はもう訪れぬのか……」

    「――――いや、訪れを待つのではない」


クーヤ「今度は余の手で掴み取る。もう一度、あの暖かな手を……」


サクヤ「失礼します、クーヤ様。床の準備が……」スッ

クーヤ「まだ眠るわけにはいかぬ。やらねばならぬ事は多いのだ。下がれ」

サクヤ「……クーヤ様? お疲れの」

クーヤ「――下がれと言ったであろ」

サクヤ「は、はい!」スタタ…



クーヤ「すまぬ…サクヤ」ボソリ



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