過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/25(火) 22:16:19.00 ID:mbV5ny5SO
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 〜 サハラン島・牢屋 〜

火山から硫黄の臭気が漂うサハラン島。
クンネカムンの領土であるここの牢に、一人の老いた男が監禁されている。


ヒエン「この島は老体に辛いだろう。早く理由を吐いたほうが良いのではないか」


左大将の任は、『監視』と『尋問』。
どうしてあの時、話し合わずに大封印をしたのか……
彼はそれを調べ、皇であるクーヤに報告せねばならない。


ワーベ「……若人よ。今の其方には判るまい」

    「長い月日が経つほど、罪は心の奥に沈む……」


ワーベ「覚えておくがよい。いずれ其方も真実を知り、選ぶ刻が来よう」


賢大僧正…いや、オンカミヤリュー全ての罪。
彼もまた……真実を語れぬ者であった。


ヒエン「……あなたを見ていると我が祖父、ゲンジマルを思い出す」

    「大老としてクンネカムンに仕えているはずなのに、
     時折どこか遠くを思う祖父の事だ」


ワーベ「…………」


ヒエン「その抽象的な物言い、幼き頃から不思議だった……」

    「武士として己の身を置くと決めてから、言い争う事が多く…」


ワーベ「祖父と孫、何を語り合うものか?」

ヒエン「真の武人とは何たるか……だ」

    「エヴェンクルガである祖父と、シャクコポルの某」


ヒエン「種族を比べ、悩んでいた自分に祖父が問うた謎かけであります」



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