過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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850:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/30(日) 15:48:45.58 ID:TOtrVQzSO
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 〜 トゥスクル皇城・書斎 〜


負った傷が痛々しい男達。ハクオロ、オボロ、ベナウィ、クロウ。
それと紅一点、エルルゥが盆を持って皇の書斎に集まっていた。


ハクオロ「クンネカムンの軍勢は一度退いたが……」

ベナウィ「油断ならない状況です」

オボロ「くそ! 不甲斐ない……」ガッ

ハクオロ「オボロ、そんなに自分を責めるな。命があっただけ有難い」

エルルゥ「皆さんが無事で良かった…… お茶です」コトン

クロウ「お! 毎度お馴染み、姐さんの茶ですかい! 久しぶりっす」

ベナウィ「貴方達は傷が大きかったというのに」

オボロ「鍛え方が違う。これでも将だからな」


ハクオロ(……アルルゥも怪我一つ無かった)

     (あの出来事は…真にあったのか? 今でも判らない)


ハクオロ(エルルゥも…覚えが無いようだ……)

エルルゥ「ハクオロさん? どうされました?」

ハクオロ「あ、ああ。少し考え事をしていた……」

エルルゥ「……そうでしたか」


ハクオロ(……あれが何かは判らん。しかし――)チラリ

エルルゥ「? 私の顔に何か付いてます?」

ハクオロ(エルルゥが居てくれれば、私は…ヒトとして生きていられる気がする)


ベナウィ「兎に角、今は防衛体勢を整え、破壊された砦の修復を」

ハクオロ「北方・南方、双方から攻め入られる危険もあるか」


議は、日が落ちてからも続く……



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