過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/09/30(日) 18:24:32.76 ID:TOtrVQzSO
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 〜 クンネカムン・港町 〜


 日も暮れ、町が橙に染まるなか…
 片隅の路地裏で密かに会う中年男と若い女。

 自分でも思うが、かなり怪しい。


ゴロー「うーん…船の手配が上手くいかないか……」

サクヤ「もうちょっと時間がかかるって、港の責任者の人が……」


 戦争中だから、優先的に物の輸送に使われてしまう。


ゴロー「いっそ、皇の印でも書簡に捺しとけばよかったかな」

サクヤ「ドロボウはいけませんっ!」

ゴロー「いやいや、ほんの少し借りるだけ…」

サクヤ「ダメですよぉ!」

ゴロー(……こういうとこ、融通のきかない娘さんだ)


 アヴ・カムゥを載せる大きめの船。
 調達にはまだ時間がかかりそう。


ゴロー(あっちが島に着く前に到着したいが……)

    「ゲンジマルさんから連絡はありましたか?」


サクヤ「あ、はい。賢大僧正を助けに行くと。数日後に出発するみたいです」


ゴロー(……やっぱり、印を使わないといけないようだ)


サクヤ「あたしは城に戻ります」

ゴロー「送りますよ」


 直接、あの男が手出しする事はない……はず。

 まさかクンネカムンで暗躍するはめになるとは……


ゴロー(ハァ、手当でも貰いたいもんだ)



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