過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/07(土) 00:01:52.12 ID:LW/3gOlSO

兵A「貴様…ふざけているのか? その程度の金でここを通れると思ったかっ」

兵B「それにその外套(アペリュ)だ。とっとと外せぇ!」


?@「……断る」

兵A「ナニィ?」

?@「某(それがし)が顔を見せるのは『義』ある者にのみ……」

  「お主達のような者に素性を明かす必要などない」


兵C「こやつ! 言わせておけばっ!」

 あーあ こういうの、困るんだよな。
 ああいう奴らに刀を抜かせるなよ…

 ……いい加減この列で待ち続けるのも飽きてきたし
 仕方ない。助けてやるか。


ゴロー「おーい、なんだ先に行ってたのか〜」

兵A「何者だぁ!」チャキ


ゴロー「た、旅の薬師でございます……。あそこの者は私の連れでして…」

  「連れがご迷惑をおかけしたようで……
   これはほんの気持ちですが……」チラリ


 こういう面倒な奴らには少し金を握らせればいい。
 下手に揉め事を起こすほうがマズイしな。


兵B「ほほう、お主話がわかるではないか」ニヤニヤ

兵C「へへっ」ニヤニヤ

ゴロー「こちらは私が煎じた薬でございます…」スッ

  「夜の精力剤『摩訶敏敏(マカビンビン)』といいます…」


兵A「……おほう、お主気に入ったぞ。通るがいい」

ゴロー「ははぁ では失礼いたします。行くぞ」


 次はこの面倒そうな奴を動かす。
 ただこの正義感に溢れるタイプは別の方向で扱いやすい。


ゴロー「ちょっとお前に用がある。来い…」


 出来るだけ悪漢のような演技をし、向こうの注意を惹き付ける。
 小声でぼそっと話すのも効果的だ。


?@「……わかった」




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