過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2012/10/04(木) 21:54:39.39 ID:9vC2iN/SO
――――
〜 サハラン島 〜
オボロ「くっ…なんだこの島は」
トウカ「酷く臭う……」
ハクオロ「……硫黄臭だ」
ドリグラ「「あっつ〜い……」」
ゲンジマル「長居は体に毒でありましょう。某が牢まで先導いたす」
進む一行。待ち受けるのは火山島ならではの溶岩の熱気と臭いだけではない。
ヒュンッ! ヒュンッ!
誰も居ないはずの道から、放たれたのは小さな矢。
ベナウィ「矢!?」 カキッ!
クロウ「どうしたこって?」サッ
ゲンジマル「む!? 莫迦な! 何ゆえこの道に『ツーヌ』が!」
ゲンジマルの言う『ツーヌ』とは、一定の位置にいる敵に自動で矢を射る仕掛けだ。
ハクオロ達も戦で何度か目にし、破壊してきた障害物である。
オボロ「上にかなりの数があるぞ!」キィッ!
トウカ「あれを何とかせねば!」スパッ
自身の身やハクオロを守るオボロとトウカ。
ハクオロ「ドリィ・グラァ! 坂の上に向かって射て!」
ドリグラ「「はいっ!」」
《 協撃!》
《 双子技その弐!》
グラァ「天駆ける流星……」キリキリ…
ドリィ「降れよ星屑……」キリキリ…
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ…
グラァ・ドリィ「「星神さま…僕たちのこの願いを……」」
「「叶えたまえ!」」
グラァが主体となる協撃。
空に向け射られ、降り注ぐ矢の嵐が坂上の罠を次々破壊した。
オボロ「……もう矢は来ないか」フー
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