過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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[saga sage]
2012/10/04(木) 21:58:23.95 ID:9vC2iN/SO
ハクオロ「よし。ゲンジマル、坂道をのぼるぞ」
ゲンジマル「……この島に獄司は居らぬはず」
クロウ「まあ、こんなトコに好んで住もうってヤツぁ少ないでしょうね」
ベナウィ「なら、何故このような罠が……」
ゲンジ「妖しげな試みに失敗したモノが投棄されているとだけ聞いたが……」
トウカ「妖しげな試み?」
ゲンジマル「詳しい事は某にも判りませぬ。お気をつけ下され」
ハクオロ「……慎重かつ速く牢へ向かわねばな。行くぞ!」
一同「「「はっ!」」」
坂道を駆けるハクオロ達。 だが――
ゲンジマル「!! あれは!」
ハクオロ「……あの巨大な体躯は!」
アヴ・カムゥ達「「「…………」」」
目に飛び込んできたのは鎧を装着していないアヴ・カムゥ。
妖しげな試みとは、新たなアヴ・カムゥの製造……
ベナウィ「……下半身がないのでしょうか」
クロウ「地面に埋まってやすね」
オボロ「路幅が狭いから、アレを倒さないと進めないぞ」
ドリィ・グラァ「「はいっ!」」
トウカ「ゲンジマル様。アヴ・カムゥの弱点をご教授願いたく」
ゲンジ「鎧も無く、動かぬなら皆々様の技で斬り臥せれましょう」
「立ち上がっておれば最大の弱みである『脇腹』を狙えますが…」
ハクオロ「それは難しいかもしれん」
ゲンジマル「でしたら人の身と同じく、頭部や頸を討つのがよろしい」
ハクオロ「皆聞いたな。念の為、必ず二人以上で囲んでからアレを攻撃する」
「誰一人欠けることなく、無事に賢大僧正の牢まで向かう!」
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