過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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894:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/10/04(木) 22:31:21.34 ID:9vC2iN/SO

ヒエン『き、貴様ら……』ゴゴゴ…


トウカ(今です、聖上!)

ハクオロ(よし……)スッスッ…


ヒエン『……そのような挑発にかかると思ったか』ズダッ!


トウカ「!! しまった!」

ベナウィ「? なぜ少し離れた岩壁に?」


ゲンジマル「――あれは! ヒエン、止めよ!!」


ヒエン『もう遅い。……トゥスクルの者達よ。そこから一歩も動くな』

    『もし動いたなら、この岩壁を破壊し、この場を溶岩に飲み込ませる』


一同「「「――!!」」」


ハクオロ「ゲンジマル! あの言葉は真か!」

ゲンジマル「……はい。ヒエンのいる場にある岩は溶岩を塞き止めるもの」

ハクオロ(鉄砲水のように溶岩を噴出させる気か!?)


ヒエン『あなた方がこの島から退くならば、これは壊さぬ』

    『退かぬならば…賢大僧正ごと、島の一部になって頂く』


トウカ「……堕ちましたな。最初の気高き武人から、ただの下衆に」


ヒエン『結構。大義の為ならこのヒエン、幾らでも堕ちてみせよう』


クロウ「お手上げ…すかねぇ」

ドリィ・グラァ「「うぅ…………」」

オボロ「くそっ!」


ゲンジマル「ヒエン……」

ヒエン『大老、貴方の声はもう自分に届きませぬ』


ヒエン『某は――』


……ヒエンの心に祖父であるゲンジマルの声は響かない。


だが、もう一つの可能性がある!

もう一人の彼の『家族』の声がッ!!



 『お兄ちゃんの……アホ――ッ――――!!!』



 キィーン…  ズガァァッ!!


ヒエン『グアアっ!?』



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