過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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914: ◆M6R0eWkIpk[saga]
2012/10/10(水) 19:47:48.43 ID:xWjWB80SO

第二十六話 「皇(オゥルォ)、ふたり」


 〜 トゥスクル・外の調練場 〜


ゴロー「アヴ・カムゥは、脇腹が弱点だ。正確には鎧の隙間のココを……」トントン

兵士達「「「ふむふむ……」」」


 俺のアベル・カムルを用いて『対アヴ・カムゥ』講座を開く。
 カミュの詔(みことのり)により、
 様々な國々から叛クンネカムン軍として人々が集まった為だ。

 正直、面倒臭い。


ゴロー「座っていたり、動きが限定される空間でなら上手く狙えます」

    「また、斬りつけるより突き刺す攻撃にしましょう」


オボロ「なんでだ?」

ゴロー「皆が皆、質のいい刀や剣を使ってはいないからだ。
     斬りかかって弾かれるより、浅くても脚部に刺して、逃げるほうが賢明だろう」

    「逃げる時は、敵の攻撃や踏み潰しに注意するように」


ゴロー「あと…アヴ・カムゥは二足歩行だから、転ばせる類いの罠を使うといいぞ」


ベナウィ「歩兵による波状攻撃・罠が有効というわけですか」

ゴロー「騎兵なら、速さを生かして敵を翻弄出来る。
     ウォプタルに乗れば、その分高くなるから胴体も狙える」

    「座学だけじゃあわからないだろうから、簡単な実戦をやってみよう」


ドリィ・グラァ「「あ、なら僕達が」」


ゴロー「お、強くなった弓の試し射ちか?」


ドリィ「はいっ!」

グラァ「クロウさん、オル…おっとっと、ワーベ様が御呼びです」

クロウ「ヨッシャ。俺の刀が出来たんすね!」スクッ

ベナウィ「私の槍も、そろそろでしょうか」

ドリィ「はい。ベナウィ様も」


ゴロー(アヴ・カムゥと戦えるだけの力……か)


 ここ数日は、オンカミヤリューの皆さんが忙しそうだ。
 訓練が終わったら、差し入れでもやりにいこうかね。


ゴロー「じゃあ、二人は俺と一戦しよう。『旋迅弓』の力、見せてもらう」

ドリィ・グラァ「「はいッ!!」」



●『旋迅弓』

ドリィ・グラァの専用装備。破魔の力を持ち、放たれた矢は雷に変わると言われる。



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