過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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919:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/10/10(水) 20:20:56.69 ID:xWjWB80SO
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 〜 トゥスクル・厨房内 〜


 この城の厨房、毎日が戦場だ。
 兵の食糧は女官さん達が作る、だけど……
 俺達の食事は、エルルゥさんとウルトリィさんで大部分を作ってくれている。

 今は兎耳ちゃん・サクヤさんも居るけど、なかなか大変そう。


エルルゥ「ええと……小さな器は十八個くらい?」カチャ…

ウルトリィ「今日はムントも居ますから」

兎耳「私が入ってないかも……」

ゴロー「面倒なので二十ほど出しましょう」


 ……食器の量が半端じゃない。


エルルゥ「私の部屋じゃ狭くありません?」

兎耳「だ、大丈夫だと思いますっ」

サクヤ「あたしにも何か手伝わせてくださ〜い」


 俺は味の確認をしたりする為、頻繁に厨房に入る。
 かつて日本で乱世を駆けた武将も、食に関して五月蝿い者が多かったらしい。


ゴロー(だから、この女性ばかりの場に居ても……平気だ、多分)


エルルゥ「作り方は簡単ですね」

ゴロー「入れる物によって、味が変わるというのも鍋の醍醐味です」

ウルト「こちらは魚、あちらは肉……」セッセセッセ

兎耳「えっと、鶏肉を細かく刻んで、丸めて」トントン コネコネ

ゴロー「あ、少しお酒と、卵の白身を混ぜて練り込んでから丸めるんだ」

兎耳「はいっ!」


 しばらく様子を見たが、これ以上は邪魔になりそうだ。


ゴロー「じゃあ、俺は失礼します」ガタッ

エルルゥ「私の部屋の囲炉裏に火を点けておいて下さい。
      もう少ししたら完成すると思いますから」

ゴロー「わかりました。そろそろ全員呼んでおきます」



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