過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/10(水) 20:41:46.76 ID:xWjWB80SO
 ………………


 〜 ハクオロの寝室 〜


 あいつは、寝る前に一杯やろうとしていたようだ。


ハクオロ「おや、ゴローさん。貴方も一杯飲みます?」スッ

ゴロー「そうだな。貰うか」ストン


ハクオロ「……あれ? まぁ、いいか。どうぞ」トクトク…

ゴロー「……ふぅ」グッ ゴクン


ハクオロ「――外は綺麗な、満月ですよ」

ゴロー「『月が綺麗ですね』か?」ハハッ

ハクオロ「貴方にそれを言ってどうするんです」ニッ

ゴロー「……そろそろ、か」


 この言葉の意味が通じるなら――


ハクオロ「……何か、私に言いたいことでも?」グッ

ゴロー「今から、旅に出る。アヴ・カムゥを借りるぞ」


ハクオロ「それは……随分急な話だ」

ゴロー「もしかすると、ここに帰らないかもしれない」

ハクオロ「……穏やかじゃないな。貴方はクンネカムンで何を知った」

ゴロー「言えない」

ハクオロ「ウルトもゲンジマルも……貴方も。何を隠している」

ゴロー「もし、また会う事があるなら―― その時は話す」

ハクオロ「……私は、まだ貴方の話を聞く資格がないのか」

ゴロー「まだ、その時じゃないんだろうさ。……うん」グッ

ハクオロ「…………」


ゴロー「じゃあな、ハクオロ」スタッ


ハクオロ「ゴローさん」

ゴロー「なんだ?」



ハクオロ「また、会いましょう」

ゴロー「……そうだな」




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