過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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942:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/13(土) 22:41:52.97 ID:rHBSkwfSO



 『そう、我等は意図せずとも争いを産む』



ハクオロ(やめろ……)



ディーの声が、ハクオロの心を揺さぶっていく。



 『“兵法”“農法”“鉄工”。汝が子等に伝えた術』

 『本来ならば何百もの年を重ねなければ判らぬ技術。それらを教え、何が起こった?』



ハクオロ(やめロ……)



 『汝が大切に思う者達、皆死んでいったのではないか』



ハクオロ(やメロ……)



 『誤魔化しても何も変わらぬ。以前も、汝は……』



ハクオロ(ヤメロ……)



 『――愛する妻を守れなかったではないか』



ハクオロ「――ヤメロオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」



クーヤ『!! ……なんだ?』


ハクオロ「ォォォォォォ――」フッ



クーヤ『消え…… !』    ドガッ!!

クーヤ『な、いつの間に背後……がっ!?』    ズガァッ!

クーヤ『こ、今度は…上、違っ……うわあっ!』    グオングオン…


人の身体を越えた『力』、かろうじて攻撃の瞬間のみ、姿を見る事が可能。
しかし、尋常ではあり得ない速度である事にかわりなく、
アヴ・カムゥに乗ったクーヤは全く対応出来ていなかった。


エルルゥ「ハクオロさん! そんな、私が居るのに!!」

ゲンジマル「! 其方、契約者か!」



ハクオロ「アアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ――」


彼の雄叫びが、外廷を埋め尽くす……



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