過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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[saga]
2012/10/13(土) 22:48:24.23 ID:rHBSkwfSO
ディー「む? なんだ、あちらはもう終わったか」
ハクオロ「はぁ、はぁ、はぁ……」
白カムゥ『…………』ガクン
ハクオロの金剛扇が、アヴ・カムゥの体液で赤に染まっている。
巨体の脇腹にはトゥスクルから預かった最初の鉄扇が突き刺さり、
白銀のアヴ・カムゥの動きを完全に停止させたようだ。
クーヤ「う、うう……」ヨロヨロ
ハクオロ「……クーヤ」
アヴ・カムゥから降り、ふらつきながらもハクオロを見据える。
クーヤ「……ハクオロ。まだだ、まだ終わらぬ……」
ハクオロ「…………」
クーヤ「余が倒れたら……シャクコポルの者達が……」
ハクオロ「……なら、私に覚悟を見せてみろ」ヒュン
カンッ! サーッ…
クーヤ「これは、其方の扇……」
ハクオロ「……それを使って、私を斬れ」
クーヤ「!? なんだと!」
ハクオロ「私を殺せば、この戦況を覆す事が出来るかもしれない」
クーヤ「…………」カチャ… スクッ
幼き皇は、ハクオロから投げられた金剛扇を握り締める。
クーヤ「ぅ……ぅ……」
ハクオロ「どうしたクーヤ、お前の覚悟はその程度か」
クーヤ「…………」
ハクオロ「殺れ。――殺るんだ!!」
カラララン…
……扇は石造りの床に落ちた。
クーヤ「……余には、出来ぬ。其方は…卑怯だ」ガクッ
ハクオロ「……クーヤ、君は優しい子だ。だから……」
クーヤ「余の気持ちを知りつつ……斬れないと考えて……」
ハクオロ「安心しろ。クンネカムンの民は決して悪いようにはしない。
私を信じて、剣を収めて欲しい……」
クーヤ「……余はどうなってもよい。だが、民のことだけは…頼む」
ハクオロ「判った」コクリ
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