過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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952:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/13(土) 23:31:55.62 ID:rHBSkwfSO





――後には退けない。彼女はやってしまったのだ。



ディー『ガッ……な、に……』ガクッ



クーヤ「……余は、既にこの國の皇ではない。これが答えだ!」タタタッ…


ハクオロの扇で刺されたのは『ディー』。
クーヤはハクオロ達の下に駆け寄る。


ゲンジマル「聖上、何故あのような真似を!」


クーヤ「よ…『私』はもう皇ではない。なら我が儘に物事を決める!」

    「私は私の大切な者を失いたくはない! 勿論、自分の命も!」

    「二者択一なぞ、認めてたまるかっ!!」


立場が人を創るという言葉がある。
……クーヤの場合は少し違うかもしれない。
皇の位を己の手で棄てた瞬間、彼女は…最も『皇』らしく輝いたからだ。


ハクオロ「よく言ったクーヤ。あとは任せろ!」

ゴロー『ここからがメインディッシュだけどな……』



ディー『――――それが汝の答か。娘』ズポッ


扇を引き抜き、クーヤを睨む。


ディー『我ガ憑代ノ身ヲ傷付ケタナ。小サキ者ヨ――』




 『――ソノ罪、死スラ生温イ――』



 ズズズ… ズズズ…


黒霧が白のオンカミヤリューを覆い尽くしていき……


ハクオロ「 !! 」



『大神(オンカミ)』の半身が降臨した――




分身『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
   オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
   オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
   オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』


第二十六話「トゥスクル、皇城の寄せ鍋」

 続く。


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